節分

「節分」の語は、本来立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前の日を指す言葉でしたが、現在は2月の立春の前の日だけを指すようになっています。
また、立春を以って一年が改まるという考えから、立春前の節分を大晦日になぞる見方もあります。

宮中では大晦日の夜に、疫病・災難のもとである悪鬼を退散させる追儺(ついな) 行事が行われていました。
このため。立春前の節分の日に悪鬼を追い払う行事が起こり、現在の豆まきのような形となりました。

厄除火焚神事

厄除について
厄年を忌むことは、昔から身分の上下を問わず行われ、今もこの信仰は大いに盛んです。

その年齢については諸説ありますが、一般に男子の25歳、42歳、61歳、女子の19歳、33歳、37歳、61歳を以って昔から最も厄難の多い年としました。
特に
男子42歳、女子33歳は、その前後3年を前厄・本厄・後厄と称して一生中の大厄としました。

人は長い人生の中で、誰でもいくつかの大きな節目に出会います。
それは、精神的にも、肉体的にも、また社会的な立場においても大きな転換期だと思います。厄除の祈祷は、神様に、こうした「変化の時」に油断なく備え、無事乗り切れるように願うものなのです。


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