初詣

< -神様への新年のご挨拶-

”一年の計は元旦にあり”とよくいわれますが、新しい年を迎えて 旧年中の御加護に感謝し、これから一年、家族全員に幸多かれと神社にお参り することを初詣といいます。

私たちが住む町には、そこに暮らす人々(氏子) をお守りくださる氏神様が
お祀りされています。年が明けて家族に「明けまして おめでとう」と挨拶するように、
神様に新年のご挨拶をするために、ぜひお参り しましょう。

元旦

ー元旦には家族そろって挨拶を

元旦には家族そろって挨拶を交わし、お屠蘇やおせち料理、お雑煮 などをいただいて新年の訪れを寿ぎます。

神棚や御霊舎に若水(元旦の朝早く、 最初にくんで用いる水)とともに正月料理を供えて、神様やご先祖様と一緒に家族 全員で食することも、元旦の大切な行事の一つです。



お年玉

―歳神様からの贈り物

古くは今日のようにお金ではなく、丸いお餅をお年玉として贈ったもの でした。私たちの祖先は魂は丸い形をしていると考えていたので、年頭に子供たちの 健やかな成長を願い、健全な魂を身に鎮めさせるために、神前に供えた丸餅を 贈る習慣が生まれたようです。
今も昔も子供たちが胸躍らせるお年玉ですが、まずは 神棚にお供えして祈りをこめてから、神前で一人ひとりに手渡したいものです。


七草

ー邪気を祓う七草粥

1月7日は七草です。五節句の一つである七草は、「人日(じんじつ)」 「若葉の節」ともいわれこの日の朝、春の七草を入れた「七草粥」をいただきます。
これを食すと邪気が祓われ、万病が除かれると伝えられてきました。

一般的に 春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう(母子草)、はこべら(はこべ)、 ほとけのざ(たびらこ)、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)、の七種の野草や野菜を いいます。


鏡開き

ー鏡もちは手か槌で開く

鏡開きとは、鏡もちを吸い物や汁粉にして家族でいただく行事です。
1月11日に行う地方が最も多く、歳神様の宿られる鏡餅を手か槌で割り、縁起を かついで「開く」ということから鏡開きといいます。そのため「切る」に通じる刃物は 用いません。


小正月

ーとんど焼の煙は歳神様の旅立ちの印

小正月には各地方で「とんど焼」をはじめ、さまざまな行事が 行われています。
とんど焼は、「差義長」「サイトー焼き」などともいい、1月15日を 中心に行われます。
お正月の間飾っていた松飾りや注連飾り、書き初めなぞを、 神社の境内や広場に
持ち寄ってお焚き上げをする行事のことです。
このとんど焼きの 煙に乗って、歳神様がお帰りになると信じられています。

(当神社では毎年1月の
第3日曜日におこなっています)



当神社では、みかん、餅、ビニール袋等は

お焚き上げできませんので、みかんやお餅は

ご家庭でおさがりとして召し上がっていただき、

ビニール袋等は持ち込まないようにお願いして

います。


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